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陰謀観察&研究
by gangster007
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The Day After Roswell ペンタゴンの陰謀
元米情報将校が語るロズウェル事件と、エイリアンテクノロジーの
リバース・エンジニアリングについての著作。
The Day After Roswell ペンタゴンの陰謀_a0011290_197655.jpg
ツングースカ事件の最新ニュース(8/10)が登場したので、
過去に墜落したUFO関連の情報を新たにUP。
■ペンタゴンの陰謀 The Day After Roswell by Philip J.Corso
  二見書房 (1998/02)

エイリアンテクノロジーと軍の Reverse Engineering
リバースエンジニアリングについて、担当した情報将校が直接記述する
この本の内容は、過去のUFO本の中、例が無いもの。
そのロズウェル事件の描写は大したものでは無いが、
(この人が墜落現場の作業をしていた訳では無い)
残骸から入手したエイリアンテクノロジーのリバースエンジニアリングに
ついての、 Philip Corso の描写する内容は面白い。
現在この本を日本国内で新たに入手するのは多分不可能。
出版社から重版されていないので、現物の中古のみ。
英語の原著は入手可能。amazon.com

あくまで米陸軍が所持していた残骸からのリバースエンジニアリング
についてであるので、当時のその他多くの機関が何をやっていたかまでは
語られていない。まあその手の逆行分析の話もアングラ的にはあるのだが。
実際、米陸軍での担当情報将校の回想記録というのは他に例を見ない。

The Day After Roswell ペンタゴンの陰謀
P171から一部転載

ところで、ロズウェル事件に長年つきまとっていたうわさのひとつが、
陸軍の退役将校、ジェシー・マーセルによって明るみに出た。
マーセルは死の直前、ステルス機がロズウェルの宇宙船を参考
にしたものだと証言したのだ。これは事実である。しかし、なにも
宇宙船の技術をそのまま用いたわけではない。陸軍情報部は
宇宙船が一定状況下でレーダーから隠れることは知っていたが、
どうしたらそうできるのかはわからなかった。また、宇宙船が
分子を圧縮した合成繊維でおおわれていることも知っていた。
私の知るかぎり、これとまったく同じ合成繊維はいまだ開発
されていない。同様に、ノートン、エドワーズ、ネリス各空軍基地に
ステルス機などが配備されてはいるが、ロズウェルの宇宙船の
ように電磁波推進システムを搭載できるにはいたっていない。

ステルス機の存在は1976年の大統領選挙戦で初めて公に
なったが、湾岸戦争でイラクに空爆を仕掛けるまで、目に触れる
ことはなかった。ステルス戦闘機はイラクのレーダーを完全
に逃れ、空軍施設にまんまと攻撃を仕掛けた。三日月形の全翼機
はどこか不気味で、ロズウェル郊外の峡谷に墜落した宇宙船を
想定させる。だが外観はどうあれ、ステルス機がレーダーから
隠れることに成功したのは、陸軍研究開発局が国じゅうの研究所に
技術をばらまいたからにほかならない。






ペンタゴンの陰謀 について続き

この本の内容を陰謀論的に批判すると、
ステルス機とか暗視装置など、実態が公表されているモノは、
米当局にとって既に大した意味が無い事を、逆説的に暗示しているとも
受け取れる。この本の内容程度では痛くも痒くも無いと言った所か。
さらには、ステルス機など現在において実際は、
単なる「こけおどし」兵器の可能性すらある。

より不気味な軍事関連の情報は、未確認のアンダーグラウンドでしか
存在しない。(MindControlとかRemoteViewとか)
まあそれにしても、この本はUFO関連本とすれば、特異的で
面白い内容。発売当時、現地で相当注目された本なので、
今でも英語版は入手可能。
by gangster007 | 2004-08-17 19:35 | Books
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